1. K's今日の1曲
  2. Punk / Hardcore
  3. New Rose / THE DAMNED (DAMNED DAMNED DAMNED 収録)

 1976年10月22日に、あの"Anarchy in the UK"よりも約1ヶ月早く(アナーキーは11月19日発売)リリースされた、ロンドン・パンクのシングル第1号となるTHE DAMNEDザ・ダムド)のデビュー曲"New Rose"。彼らのこれまたLONDON PUNK第1弾となるアルバム『DAMNED DAMNED DAMNED』(邦題:『地獄に堕ちた野郎ども』)にも収録。プロデュースはパブロックの雄、NICK LOWEニック・ロウ)。

・The Damned - New Rose (Official Video)


 "Is she really going out with him?"っていう語りの後に、ドコドコと鳴り響くドラムサウンドに切り込むブライアンのギター、キャッチーな歌メロ、もう完璧なパンクサウンド。The Whoのキース・ムーンばりにたたきまくるラットのドラムが特にカッコイイですね。

 The Sex PistolsThe Clashと並んで3大パンクバンドにあげられるThe Damned。オリジナルパンク初心者で、クラッシュはともかく、セックス・ピストルズを聴いて「これがパンク?ハード・ロックじゃん」って思っちゃったそこのあなた、ぜひダムドのこの作品を聴いてみることをオススメします。1曲目の"NEAT NEAT NEAT"のイントロのベースを聴いて"カッコイイ"と思わなければ、PUNKを聴くの止めた方がいいと思います。

・The Damned - Neat Neat Neat


 ちなみにこの1st『地獄に堕ちた野郎ども』の後、同年にギタリスト、ルー・エドマンズが加入し、11月には2ndアルバム『Music for Pleasure』(プロデュースはPINK FLOYDのニック・メイスン)を発表。が、そこでいったん解散してしまうため、オリジナルメンバーでの唯一の作品がこのデビューアルバムとなるわけです。

●ザ・ダムド - オリジナルメンバー
Dave Vanian (デイヴ・ヴァニアン) - ボーカル
 本名:デイヴ・レッツ
Captain Sensible (キャプテン・センシブル) - ギター・ボーカル
 本名:レイ・バーンズ、デビュー時のツアー中にホテルの窓から落とした花瓶の音がセンシブルだったことから由来。
Brian James (ブライアン・ジェイムス) - ギター
 本名:ブライアン・ロビンソン
Rat Scabies (ラット・スケイビーズ) - ドラム
 本名:クリス・ミラー、ネズミの死骸をドラムセットに吊るしていたことから由来。

 ちなみに前身バンドには、あの悪名高きマルコム・マクラーレンも絡んでおり、後のプリテンダーズのヴォーカリスト、クリッシー・ハインドも在籍していたそうです。

 で、1978年にいったん解散するものの、キャプテンがベースをギターに持ち替え、新たにベースにアルギー・ワードを迎え再結成。そして発表した3rd『MACHINE GUN ETIQUETTE』が、1stでほとんどの曲を書いてたブライアンがいないにも関わらず、1stに並ぶかそれ以上の名盤なので、そちらも必聴です!!

 その後も音楽性を変化させ(意外にカッコイイ曲多いです)、メンバーも変わりつつ、現在も活動中。昨年には、約7年ぶりとなる10thアルバム『So, Who's Paranoid?』もリリース。そして、そんなダムドは、もうすぐPUNKSPRING 09とその後の単独公演で来日します。要チェック!

●ザ・ダムド - 現在のメンバー
・Dave Vanian - ボーカル
・Captain Sensible - ギター
・Monty Oxy Moron (モンティ・オキシモロン) - キーボード
・Stu West (スチュ・ウェスト) - ベース
・Pinch (ピンチ) - ドラム

 以前、サマソニで見ましたが、Dave Vanianのダンディーなオヤジぶりと、Captain Sensibleのファンキーなオヤジぶりがたまらなかったです。

・4/3(金)PUNKSPRING 09 大阪 Zepp Osaka
・4/4(土)PUNKSPRING 09 愛知 Zepp Nagoya
・4/5(日)PUNKSPRING 09 千葉 幕張メッセ
・4/6(月)単独公演 東京 渋谷duo music exchange

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Cruel To Be Kind / Nick Lowe (Labour of Lust 収録)
I Love the Sound of Breaking Glass / Nick Lowe (Jesus of Cool 収録)



 イントロから鳴り響くギンの破壊的なギターと、ヘンリー・ロリンズの絶叫ボーカル。"Rise Above"(突破する)っていうシンガロング部がかっこいいですね。ちなみにこの曲のギターリフは、Public Enemyの"Buck Whylin'"、 X-Clan の"Holy Rum Swig"やBeastie Boysの"What You Give Is What You Get"にサンプリングされています。

・Public Enemy - Buck Whylin


 ヘンリー・ロリンズが拳で鏡を割っているアルバムのアートワークを飾る写真は、パンク・フォトグラファーのEd Colverによるもの。ロリンズの手首についている血は赤インクとコーヒーを混ぜて作ったらしいです。

 ブラック・フラッグといえば、ギンが設立したレーベル"SST Records"が有名で、この『Damaged』もSSTからリリースされています。SSTはBLACK FLAGの作品以外にもミート・パペッツ、ミニットメン、ハスカー・ドゥー、バッドブレインズ、ソニック・ユース、ダイナソーJr.、サウンドガーデンなども作品をリリースしています。

 なお、『SST』とは『SOLID STATE TUNER』の略で、アマチュア無線の愛好家でもあったギンが、ラジオ部品を販売するために設立した会社であったことを示している。この事業でもギンは相応の成功を収めたという。(By Wikipedia)

(2019.02.09追記)なんと2019年11月にブラック・フラッグの初来日が決定!『FAR EAST PUNK ROCK FEST 2019』というイベントへの出演で、日程は下記。会場は未定。
11月1日(金)、3日(日) 東京
11月4日(月) 神戸
 現在のメンバーはたぶんこんな感じ。グレッグ・ギンがいれば問題なしでしょう。ボーカルはプロスケーターのマイク・ヴァレリーのようです。
Greg Ginn – guitar
Mike Vallely – vocals
Tyler Smith – bass
Brandon Pertzborn – drums

 マイクがボーカルの動画を探したらこういうのがありました。
・Black Flag - Slip It In - On The Rocks - Bakersfield, CA - 05.19.2014


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2009年03月22日(日)
  1. K's今日の1曲
  2. Punk / Hardcore
  3. Sailin' On / Bad Brains (Bad Brains 収録)

 '75年からJazz Fusionバンド、MIND POWERとして活動していたバンドが、'77年に折からのパンク・ムーブメントに感化され、名前を改名し誕生したのがハードコア史上に残るバンド、Bad Brainsバッド・ブレインズ)。そのBad Brainsが1stLP『Rock For Right』の前に'82年にカセットのみでROIRから発表された作品『Bad Brains』の1曲目を飾る曲"Sailin' On"。

・Bad Brains - Sailin' On (1979)


 まさにHardcoreというべきスピード感とラウドな演奏。ヴォーカルのH.R.の絶叫と、シンガロングできる"Sail on, sail on, sail on, sail on"ってコーラス部分が最高です。この曲から次の"Don't Need It"につながる流れとか震えるくらいカッコイイデス。

 この"Sailin' on"は、Living Colour、No Doubt、HIM、レッチリのJohn Fruscianteなどにカヴァーされています。他にも、Beastie Boysや311、Black Flagなど彼らに影響を受けたバンドは数え切れないくらいほどいます。この作品は、NYの171-A Studiosにて録音。ちなみに彼らがワシントンD.C.からNYに活動の場を移動したことによってNYにハードコアが根付いたという説も有り。

 そしてやはり彼らの初期の作品の特徴として、この曲のようなハードコアチューンの間に激ルーツなレゲエナンバーをはさむところも要注目。それもロンドンパンクのような労働者階級の共闘としての融合ではなく、ラスタに傾倒したもっとスピリチュアルで思想的なところから来ているようです。シンガーのH.R.は、
PMA(Positive Mental Attitude(=肯定的な精神姿勢))はバッド・ブレインズの音楽すべてだ。俺たちがやることすべてがこのPMAとそのエネルギーに繋がっている。俺たちはグレイト・スピリットを通じて繋がってるんだよ。ジャーはどこにでもいるのだから」。
と語っています。

 ちなみに、バッド・ブレインズの名前の由来はRamonesの"Bad Brain"(ここでのBADは"Powerful"の意味)からとられているそうです。

 そんなバッド・ブレインズは今年のフジロックフェスティバルへの出演が決まっています。

・Bad Brains - Member
H.R. vocals
Dr. Know guitar
Darryl Jenifer bass
Earl Hudson drums

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2009年03月21日(土)
  1. K's今日の1曲
  2. Punk / Hardcore
  3. Days / Television (Adventure 収録)

 ニュー・ヨーク・パンクを代表するバンド、TELEVISIONテレヴィジョン)の'78年発表の2ndアルバム『ADVENTURE』収録曲"DAYS"。NYパンクの、というかロック史上に残る傑作と謳われる1st『MARQUEE MOON』のちょっと影に隠れてしまっていますが、アルバムは発表当時イギリスのチャートでは7位に輝いています。

・Television - Days


 この"DAYS"は、トム・ヴァーレインリチャード・ロイドの2人のギターの絡みがとても美しい曲。この絡みはRadioheadの3本のギターが複雑に絡む名曲"Let Down"にも匹敵するくらい綺麗です。過ぎ去った長い日々と果てしなく続く自然の流れを対比させたような歌詞も詩的で良いです。

 アルバム全体を通して、1st『Marquee Moon(マーキー・ムーン)』ほどの緊張感を味わうことは出来ないけれど、逆にポップで聴きやすく、バラエティにとんだ作品になってる気がします。ストーンズっぽいロックを聞かせる"FOXHOLE"等もオススメ。

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2009年02月17日(火)
  1. K's今日の1曲
  2. Punk / Hardcore
  3. Diplomatic Immunity / G.B.H. (City Babys Revenge 収録)

Who is there to hear the call And see the injustice of it all♪

 1978年にイギリスはバーミンガムにて結成されたハードコアパンクバンド、G.B.H.(Grievous Bodily Harm=「重傷害」の意。一時、同名バンドがいたためCHARGED G.B.H)の1984年リリースの2ndアルバム『CITY BABYS REVENGE』(邦題:「シティー・ベイビーの復讐」)の1曲目。

・Charged G.B.H. - Diplomatic Immunity


 "Diplomatic Immunity"(外交官特権)と題されたこの曲は、ファストでラウドで、権力に対する反抗(というか権力の腐敗を糾弾?)する歌詞で、正にハードコアな曲。しかし、The ExploitedCrass、同じくClayレコードのDischarge等のその他の80sのUKハードコア勢と比べて、少しメロディアスな楽曲が多いですね。motorheadや同郷のBlack Sabbathの影響もあるとか。イントロのギターが若干メタルっぽい感じもします。

・GBH - Diplomatic Immunity [Live '85]


 1stアルバム『City Baby Attacked By Rats』(邦題:「襲撃」)もハードコア史上に残る傑作です。

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2009年02月03日(火)
  1. K's今日の1曲
  2. Punk / Hardcore
  3. Gary Gilmore's Eyes / The Adverts (Crossing The Red Sea With The Advers 収録)

I'm looking through Gary Gilmore's eyes♪

 ヴォーカルのT.V. SMITHTVスミス)とそのガールフレンドである"first female punk star"ともいわれるベースのGaye Advertゲイ・アドヴァート)を中心に結成されたTHE ADVERTSジ・アドヴァーツ)の'77発表の2ndシングル"Gary Gilmore's Eyes"(UKチャート18位)。初期パンクを代表する名曲。1stアルバム『CROSSING THE RED SEA WITH THE ADVERTS』(UKチャート38位)に収録されています。

・The Adverts - Gary Gilmore's eyes (1977)


 ドコドコ鳴り響くミドルテンポのドラムのリズムから始まり、TVスミスのヴォーカルが入ってくると同時に一気にスピードアップする曲。Richard Hellのようなヴォーカルに、ファストでラウドな楽曲で正にパンクな曲なんだけど、メロディがどこか憂いを帯びていて他のUKパンク勢と一風変わった雰囲気を醸し出してます。

 ちなみにGary Gilmore(ゲイリー・ギルモア)とは、1976年に2件の殺人事件を起こし逮捕された後、死刑判決を受けたアメリカの犯罪者。当時死刑執行が停止されていたアメリカで、「死刑にされる権利」を求め、1977年1月17日に刑が執行され、それをきっかけにアメリカでは死刑が再開されるようになったとのこと。

 そんなゲイリー・ギルモアの『目』が、死後、医学の研究のために提供されたことをモチーフにこの曲はできたそうです(英語版wikipediaより)。彼について詳しく知りたい方は、ゲイリーの弟である、マイケル・ギルモアによる『心臓を貫かれて』という本が 村上春樹による翻訳で出版されているのでそちらをどうぞ。

 この1stには、他にも"One Chord Wonders"や"Bored Teenagers"等、パンクの名曲が入ってるのでオススメです。

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THE BOYS / MENACE / TV SMITH & TOKYO ADVERTS@新代田FEVER

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2009年01月23日(金)
  1. K's今日の1曲
  2. Punk / Hardcore
  3. napoleon solo / at the drive-in (in/CASINO/OUT 収録)

this you know, this you know this is foever♪

 テキサス州のメキシコ国境近い街エル・パソ出身の5人組、at the drive-inアット・ザ・ドライブ・イン。ちなみにバンド名は80sのメタルバンドPOISONの"Talk Dirty To Me"という曲の歌詞から取ったらしい)が'98年にリリースした2ndアルバム『in/CASINO/OUT』収録曲"napoleon solo"。

・At the Drive-In - "Napoleon Solo"


 最初から勢いで突っ切る曲だけではなく、徐々に徐々に溜めて溜めて一気に爆発する感じが、終始勢いで突っ走るハードコアとは違った彼らの魅力の1つで、この曲もまさにそんな彼らの魅力を凝縮したような曲ですね。その爆発がなんとなく冷めた感じなのもいいね。FUGAZIとかそのあたりに通じるカッコよさ。

 メジャーデビュー作にて、ラストアルバムになった次作『Relationship Of Command』は間違いなく傑作だけど、このアルバムでもその萌芽を見ることができるなかなかの名作だと思います。

 彼らは2001年に解散を発表しオマー&セドリックによるアフロ組みのMARS VOLTAとジム、ポール、トニーによるSPARTAに別れ活動していきます。その後の2組の進んだ道を考えれば解散は仕方なかったかなとは思うけど、その2組がぶつかり合ってさらにその先に行ってたらどうなってたかを見てみたかった気もしますが・・・


at the drive-in -『in/CASINO/OUT』収録曲リスト
1. "Alpha Centauri" – 3:13
2. "Chanbara" – 2:59
3. "Hulahoop Wounds" – 3:24
4. "Napoleon Solo" – 4:48
5. "Pickpocket" – 2:38
6. "For Now..We Toast" – 3:02
7. "A Devil Among the Tailors" – 3:12
8. "Shaking Hand Incision" – 3:36
9. "Lopsided" – 4:41
10. "Hourglass" – 3:25
11. "Transatlantic Foe" – 3:37
・Apple Musicで試聴&ダウンロードする


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2008年05月13日(火)
  1. K's今日の1曲
  2. Punk / Hardcore
  3. Bleed American / Jimmy Eat World (Bleed American 収録)

I'm not crazy cause I take the right pills everyday♪

 アリゾナ出身の4人組エモバンド、Jimmy Eat Worldジミー・イート・ワールド)の2001年発表のアルバム『BLEED AMERICAN』のタイトルトラック。このアルバムは全米TOP10にも入ったヒット曲"The Middle"や日本でもアサヒスーパードライTVCM「人生の歓び」編CM曲にも使われた"Sweetness"等も収録し、彼らの出世作となってます。

・Jimmy Eat World - Bleed American


 前述の"ザ・ミドル"はかなりポップなですごくいいんだけど、個人的にはこのタイトルトラックの熱い感じがすごく好き。まさにエモーショナルなロック。でも、エモ(エモコア)ってちょっと否定的にとらえられることが多いよね。まぁ、かっこよければ呼称なんてどうでもいいですよね。

 ちなみにウィキペディアによるとこんな感じ⇒エモとは


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2008年04月20日(日)
  1. K's今日の1曲
  2. Punk / Hardcore
  3. I wanna be sedated / The Ramones (Road to Ruin 収録)

Twenty-twenty-twenty four hours to go I wanna be sedated♪

 '78年発表のThe Ramonesラモーンズ)の4thアルバム『Road to Ruin』収録曲"I wanna be sedated"。初期3作を経て、ドラマーのトミー・ラモーンがプロデューサーとして裏方へ回り、代わりにマーキー・ラモーンが参加、心機一転したラモーンズが放った超ポップでパンクな大名曲。

・I Wanna Be Sedated - The Ramones


 勢いだけでなく、さらにポップさも増したパワー・ポップともいえる曲ですね。"I wanna be sedated"ってのは、ツアーに継ぐツアーというハードな生活から少し距離をおきたいっていう彼らの心境が歌われてるんでしょうか。ジョーイとか全然セックス・ドラッグ・ロックンロールな人ではなかったみたいだし。

 パンクの代表的なバンドとして知られてる彼らだけど、メロディとかを聴くと、ビーチボーイズから脈々と受け継がれてるポップさがすごく際立ってる気がします。この曲のバン・バン・ババンっていうコーラスとかもそうですよね。

 もちろん、PUNKに与えた影響も大。彼らの初めてのイギリスでのライブのときに、楽屋に訪れたセックス・ピストルズのジョニー・ロットンが、彼らを前にして緊張のあまりラモーンズのメンバーが渡した小便入りのビールを飲み干したっていうエピソードがあるそうです。

 ちなみにこの曲のビデオも面白いので必見。4人でテーブルを囲みくつろいでる周りを様々な人々が出てきて大騒ぎするやつです。日本のバンド、くるりの"How To Go"のPVとか絶対コレを参考にしてると思ってるんですが、どうでしょう。

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Blitzkrieg Bop / RAMONES (RAMONES 収録)


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2008年04月16日(水)
  1. K's今日の1曲
  2. Punk / Hardcore
  3. ever fallen in love? / The Buzzcocks (singles going steady 収録)

Ever fallen in love In love with someone
You shouldn't've fallen in love with♪


 イギリスはマンチェスター出身のパンクバンド、THE BUZZCOCKSバズコックス)の1979年発表のシングル集『singles going steady』収録の代表曲"ever fallen in love?"。アルバムは前半がシングルA面曲、後半がB曲という構成。(後にCDでの再発時にこの後の曲もボーナストラックとして収録されています)オリジナルは'78年の2nd『love bites』に収録されており、全英12位を記録してます。

・The Buzzcocks Ever fallen in love


 疾走感あるパンクサウンドにのせて、ピート・シェリーの甲高い声と哀愁のあるメロディで歌われるラブソング。シングル曲だけあってどの曲もすばらしいんだけど、その中でもこの曲は群を抜いてる気がします。

 映画「PUNK'S NOT DEAD」の中でも『ラブソングばかりのバズコックスはパンクじゃねぇ』的なコメントが出てくるけど、パンクとかそんなこと抜きにいい曲だと思う。勝手に一緒にくくるけど、THE UNDERTONESの超名曲"Teenage Kicks"に通じる青春パンクって感じ。

 そして、なんと言っても彼らの功績といえば、'76年に彼ら主催によるSEX PISTOLSのライブをマンチェスターで開催したことでしょう。そのピストルズ公演には客がわずか42人しか集まらなかったそうだが、そのメンツがすごかった。

 後にJoy Divisionを結成する(更に後にNew Orderとなる)バーナード・サムナーとピーター・フック、モリッシー(後にThe Smithを結成)、ミック・ハックネル(後にSimply Redを結成)、そしてインディー・レーベルFactoryを設立するトニー・ウィルソン等々、後のマンチェスターだけではなく英国音楽界を代表する面々が揃ってたそうです。彼らがいなければ、今のUKロックは全く違うものになってたかも。

 そんな、Buzzcocksは今週末PUNKSPRINGにて来日が決まってます。RANCIDPENNYWISEのライブを見逃しても、彼らのライブは見逃さないように!!ま、もちろん、ランシドやペニー・ワイズも楽しみだけど。

(追記)行ってきました。
PUNKSPRING 08@幕張メッセ(Rancid, Pennywise, Buzzcocks他) 感想&セットリスト

(2018.12.07追記)ボーカリストのピート・シェリーが2018年12月6日、在住していたエストニアにて心臓発作のため亡くなったそうです。享年63歳。R.I.P.。


The Buzzcocks -『singles going steady』収録曲リスト
1. Orgasm Addict
2. What Do I Get?
3. I Don't Mind
4. Love You More
5. Ever Fallen In Love (With Someone You Shouldn't Have)
6. Promises
7. Everybody's Happy Nowadays
8. Harmony In My Head
9. You Say You Don't Love Me
10. Are Everything
11. Strange Thing
12. Running Free
13. Whatever Happened To...?
14. Oh Shit
15. Autonomy
16. Noise Annoys
17. Just Lust
18. Lipstick
19. Why Can't I Touch It?
20. Something's Gone Wrong Again
21. Raison D'Etre
22. Why She's A Girl From The Chainstore
23. Airwaves Dream
24. What Do You Know
・Apple Musicで試聴&ダウンロードする


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2008年04月01日(火)