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Mercury / Bloc Party (Intimacy 収録)
カテゴリ・タグ:UK Rock (2000年代)
2008.11.08
ksmusic最新情報
ロンドン出身のロックバンド、Bloc Party(ブロック・パーティー)の前作『A WEEKEND IN THE CITY』よりわずか1年にして発表された3rdアルバム『Intimacy』(インティマシー="親密さ")収録曲。
この曲は、オフィシャル・サイトにて突然カウントダウンが開始されて、7月7日早朝のカウント終了と共に、「同日夜に行われる英BBC Radio 1の番組を聴くように」と告知され、その番組内にてアルバムに先駆けて放送されたことで話題に。
そんな衝撃的な発表以上に、前作までのポスト・パンク的な音からの飛躍に驚かされた。ダブステップのようなダンスミュージックといってもいいような音になっており、跳ねるリズム、重く響きわたるベースと、歌よりもリズムに重点を置いたような曲になってます。さらに、螺旋状に上っていくような(落ちてくような?)感覚に陥る曲後半の不穏なホーンの音の絡みがすごくかっこいいです。
アルバム全体を通しても、もちろんこれまでのようなギターロックな曲もあるけど、1曲目の"Ares"や"Biko"や"Talons"等、ダンス系に寄ったアグレッシヴな音を聴かせる曲が多いです。そんな中、"Signs"のような曲が際立って美しく聴こえたり、なかなかの冒険作になってるのではないでしょうか。
ちなみに本作でのプロデュースは1st『SILENT ALARM』のポール・エプワースと2nd『A WEEKEND IN THE CITY』のジャックナイフ・リーの2人が手がけています。しかし、これまでの2人を迎えて、集大成的なものを作ろうとしたわけではなく、「現段階での決定版を提示しようとではなく、ただその瞬間をドキュメントしようとした」とケリー・オケレケはインタビューで語っています。
このアルバムは、特設ページでCDとmp3の先行予約が出来き、mp3の方はリリース発表の3日後となる8月21日に手にすることが出来るという発売手法も話題になりました。
2ndからの音の飛躍としては、昨年『In Rainbows』で同じようなリリース方をとったRADIOHEADの3rd『OK Computer』から4th『Kid A』での変貌にも比較されそうだけど、彼らの場合、レディオヘッドよりはもっと不器用で、その不器用さがまた魅力な気がします。この"Mercury"も、今年のフジロックでの演奏を見たけど、まだまだ自分のものに出来てなかった感があったし。でも完成ではなく発展途上でこれからもっとすごいことをしてくれるんじゃないかという期待をもたせてくれるバンドですね。
【サイト内関連記事】
・SHE'S HEARING VOICES / BLOC PARTY (SILENT ALARM 収録)
・Banquet / BLOC PARTY (SILENT ALARM 収録)
・HUNTING FOR WITCHES / BLOC PARTY. (A WEEKEND IN THE CITY 収録)
・SONG FOR CLAY (DISAPPEAR HERE) / BLOC PARTY. (A WEEKEND IN THE CITY 収録)
・MY BEST ALBUM 2007
・BLOC PARTY@新木場STUDIO COAST
・Fuji Rock Festival 08 日記 7/25(金) 初日 part3
この曲は、オフィシャル・サイトにて突然カウントダウンが開始されて、7月7日早朝のカウント終了と共に、「同日夜に行われる英BBC Radio 1の番組を聴くように」と告知され、その番組内にてアルバムに先駆けて放送されたことで話題に。
そんな衝撃的な発表以上に、前作までのポスト・パンク的な音からの飛躍に驚かされた。ダブステップのようなダンスミュージックといってもいいような音になっており、跳ねるリズム、重く響きわたるベースと、歌よりもリズムに重点を置いたような曲になってます。さらに、螺旋状に上っていくような(落ちてくような?)感覚に陥る曲後半の不穏なホーンの音の絡みがすごくかっこいいです。
アルバム全体を通しても、もちろんこれまでのようなギターロックな曲もあるけど、1曲目の"Ares"や"Biko"や"Talons"等、ダンス系に寄ったアグレッシヴな音を聴かせる曲が多いです。そんな中、"Signs"のような曲が際立って美しく聴こえたり、なかなかの冒険作になってるのではないでしょうか。
ちなみに本作でのプロデュースは1st『SILENT ALARM』のポール・エプワースと2nd『A WEEKEND IN THE CITY』のジャックナイフ・リーの2人が手がけています。しかし、これまでの2人を迎えて、集大成的なものを作ろうとしたわけではなく、「現段階での決定版を提示しようとではなく、ただその瞬間をドキュメントしようとした」とケリー・オケレケはインタビューで語っています。
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